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ヲタでダメ人間の日々の記録です。誘惑に弱いのですぐに散財してしまうのがたまにキズ。ご利用は計画的に(笑)


by the_usagisan
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思い出は心の中に・・・。

今日は、睡眠時間二時間でした。何故ならば、27時間テレビが面白くて・・・。気がついたら夜の5時でした。そこから寝て7時にDANDOH!!を見るため起きた。そのまま、マリア様がみてる・春を予約しつつ特捜戦隊デカレンジャーを見る。仮面ライダーブレイドはつまらんくなったので、その時間に録画したマリみて春をみる。なんかいかにも乙女の園って感じがした。来週も楽しみですな!その後、ふたりはプリキュアをみた。なんか来週は最終回か!と思わせる燃える展開だったが次回予告で終わりで始まりといっていたので安心。そりゃそうだ。まだ番変の時期じゃないからな。
出かけるので、シャワーを浴びて。出たころに、マシュマロ通信をみた。やはりドーナツはおいしんだよ!ドーナツを食べたくなるお話でした。

出かけるために、シャワーを浴びたのは、ちょっと思い出の場所へ行くためです。
場所は、岐阜県徳山村(現・岐阜県藤橋村)である。知ってる人は知っていると思います。
もう、地図から消されてしまった村です。いずれダムに沈む・・・。
行くきっかけは、6月に亡くなった祖母がきっかけである。
昔、自分がまだ幼稚園くらいに兄上と祖母で行ったことがある。もともと、兄上が昔は体が弱くアレルギーで貧弱な体質だったらしい。それで、家(雑貨屋やってます)の客で徳山村からわざわざ岐阜市内まで来てくれているお得意さんがいて、兄上の体の事をしり「空気もいいし体にいいかも、どうかいらしてください」みたいな展開でいくようになったらしい。はじめのころは自分はまだ赤ん坊だったのでおぶわれて行ったらしいけど記憶にない。鮮明な記憶になったのは幼稚園のころにいったときぐらい・・・。
徳山村はダムに沈むというのは、かなーり前からあったらしいです。それで、つい最近やっとちょくちょく工事はじめたみたいで、それまで反対とか発掘現場があったりとかあってなかなか本格的に進んでいなかった。ダムができるのはまだまだ先だろう、ダムの建設は百年単位の仕事といわれているらしいです。自分が歳くった時に完成がみれるかどうか・・・。
というわけで、祖母との思い出、自分の中のにも強い思い出がある旧徳山村に兄上とむかった。岐阜市内からだいたい一時間ちょいで近くに着いた。
途中、徳山村が統合された藤橋村を通りました。
そこで、アクシデント!発生!
兄上と徳山村の思い出をしゃべりながら車をはしらせていると何となく外からカランという音が・・・。そのときはなんとも思わんかったが、藤橋村の分岐で徳山村通行止めという看板で車を停車していると、後ろの車の人が来て「お宅の車のホイールが外れましたよ」といわれた。そうあのときのカランという音です。あれは、ホイール、正確に言うとホイールカバーが外れた音だったみたいな。

∑(´д`:)・・・まっ本気ですか!さっ探せぇ~。

大急ぎでUターンして、引き返すこと数分。ありましたありました。道のはじにホイールカバーが。そそくさと回収しつつまたUターンして看板のところへ戻る。
そこは、通行止めとは書いてあるがいける模様。なんせ対向車線から車がいっぱい。だが、ふたりの記憶では、こんないい道では無い!と判断。ナビでさがすとありましたありました。
横に旧国道への道が、向かうと自分と兄上感嘆!
「そうそうこんな感じこんな感じ!」
そう、旧国道は悪路でしかもガードレールなど無いクネクネ山道。すれ違うのがやっとみたいな。ここでも、ひとつ、エピソードがあります。
当然、昔行った時はふたりはガキンチョなので車の運転は祖母でした。まぁ、じっさいその当時はまだ祖母も50代だったので若いですが・・・。その道で事故ったらしいんです。自分の記憶ではあったような無いような思い出だがかすかに・・・。そこで、車のタイヤを岩か縁石の角に乗せてしまったらしくバースト。途方にくれていると運よく車が!その車の人に助けられた。っていうかこんな道でちょうど車が通るなんてかなり運がいいことだったらしい。この話は、徳山村に行った話を祖母とすると必ずでるエピソードだった。
そんな、悪路をはしると途中でこんな看板が(写真一番、左上)!

容量不足で画像削除しました。

小熊に注意・・・みたいな。

∑(゜д゜;)・・・こっ小熊!出るのって言うか何故小熊?小熊って事はイコール親熊でしょ!
と思いつつ兄上と爆笑しながら撮影。
さらに旧国道を進むと完全通行止め。
旧国道はダムによって阻まれていて、門で封鎖されて下にはダム工事現場が広がっていました。(写真・一番右上)
悔しいがここまでか!と思ったけどとりあえず新国道はダムの上を通って走っていたのでひょっとして上から見えるかも!という期待をして新国道に。
走っていると、なんと旧国道に合流。ダムの向こう側はまだ道があって普通にまだ時々車がはしっていた。進むと、川に橋がかかっていました。
兄上と一緒に、「あれって、あの橋?」
ずいぶん景色が変わっているうえにもう民家も取り壊されているので、記憶にアクセスしつつふたりで首をかしげながら奥へ進む。
もう一本橋を見つけたので降りて見ることに。
案の定、橋には侵入禁止と書いてあったがかまわず侵入。わたってみると、「この橋ではない」というふたりの記憶が一致。確か、橋の向こうすぐに神社があってという記憶。もう、神社はないのかと思っていると、兄上が「暑いな。泳ぐか誰もいないし!」
自分「海パンとかないだろう」
兄上「そんなもんいらん!男らしく全裸じゃ!」

∑(´д`;)・・・まっ本気デスカ!全裸って!?

といいつつ自分もその後、生まれて初めて全裸で川に・・・。
なんともいえん開放感。
ヌーディストビーチの人ってこんな気分なんだろうかとおもい川でチャパチャパ。
ちなみに、写真右、上から二段目が全裸で入る直前。兄上が写ってる。

その橋は違うと認識して最初にみた橋へもどる。
ナビの画面を見ると橋の向かいにもう無いが「白山神社」とでていた。
ここか!と思いその橋へ降りる。
そう、それこそが徳山村、民家(集落)へと続く思い出の橋でした。
今は、集落方面は取り壊されて、丘ができてました。
(写真・上か三段目2枚)
そう、この橋には思い出があります。
徳山は自然がいっぱで沈むにはかなり惜しいとこです。当然、昆虫など凄くいます。
当時、兄は昼間に神社の木に蜜をぬって夜にそこにたかってくるカブト虫とか採ろうとしていました。夜に、そこへ向かう途中当然橋を通ります。
街灯も一本か二本しかなくてかなりうす暗かったと記憶があります。
そこを、祖母に手を引かれて歩いた記憶がある。
その記憶を補足するように兄上が。
「あの神社に行く時、街灯にたかったらしいカゲロウが橋一面にザーといて、それをプチプチ踏みながらカブト虫採りにいったよ。覚えてない?」
そう、確かに言われてみればそんな記憶があった。祖母に手を引かれていやがりながら橋を渡った記憶が、カゲロウまで覚えていなかったがそんな記憶が。
しばらく、その橋でたそがれつつ帰る事に。
なにか寂しくなってしまいました。思い出の場所が無くなっていくのが・・・。
橋が残っていただけでも充分だった。
自分は、岐阜市内で住んでいるから明確な田舎という記憶はここしかなかった。
ある意味、自分の中の田舎が無くなるのが嫌だった。
こんな事だったら一緒にダム建設を反対しとればよかったなと後悔がでてきた。
実際、もう自分が物心ついた頃にはもう引き返せない状態だったんだろうなと思う。
いったい、ダムに沈んだ村はどれだけあるんだろうか?
こんないいところをが無くなるのはかなり惜しいです。

おまけとして帰るとき、道に犬がと思ったら子狐でした。
どうやら、工事車両とかも通るのでその時誰かエサとかやるもんだからやたら人慣れしていあたが近くに寄ってもまったくにげなかった。
かわいかった。
というかまじかでキツネみたのは初めてだったのでかなり興奮した。
(写真、一番した)
あげるものが無かったので「ごめんな」といって後にする。
その瞬間。
天気なのに雨がふってきた。
ああ、本当なんだなとおもった。
兄上も同じ事を考えていたらしくこう言った。

「狐の嫁入りって本当なんだな。まさしくそうや。」
by the_usagisan | 2004-07-26 01:06 | 日記